ツリーハウス！

映画の中に出てくるツリーハウスは２０１５年の７月下旬から建設が始まりました。

静岡県伊豆市土肥(とい)八木沢(やぎさわ)という場所にあった旧 土肥南小学校。

その校庭にあった、地上２０ｍあまりのメタセコイアの木。

ツリーハウスを建てる場所をあちこち紹介されながら探していて、決まったのはそこでした。

瀬戸監督の一目惚れでした。

その後、土肥の有志の方々にたくさんお手伝いいただいて、瀬戸監督が自ら、建設しました。

なにしろ地上６ｍに一軒の家を建築するんですから、さぞかし大変だっとと思います。

予定より大幅に遅れて４０日かかり、夏ももうじき終わるころ、ようやくツリーハウスは完成しました。

▲ 瀬戸監督と建設中のツリーハウス

映画の撮影後、ひと月余り、瀬戸監督は単独で太陽光発電の実験生活を行いました。

その詳細はまたの機会にお伝えするとして、まさに宍戸 開さん演じる勝呂 生(すぐろ せい)さながらの行動でした。

そしてツリーハウスは３年間、メタセコイアと共に建っていました。

観光スポットとしても人気でしたが、廃校の取り壊しや、校庭が広場に変わったこともあり、惜しまれつつ、その役目を終えました。

けれども触れた人々の心の中や、映画の中のツリーハウスは、今もずっと残っています。